4/23〜6/12まで名古屋市美術館で開催されている写真家・東松照明 全仕事を見てきました。
まず、プリントの色や調子が自分の嗜好の何割か増し。インクジェットプリンターの作品とゼラチンシルバープリント。新旧のプリント方法だけど、どちらもすばらしい仕上がり。ゼラチンシルバープリントの黒がしまった美しさはもちろん、特にカラーインクジェット見直したというか一気に有りだと思ってしまった。一緒に行ったパートナーもとっても感心してた。やはり技術っていうのは無限大。頭からインクジェットは無しだなんて決めつけるのは視野が狭い。けつの穴がちっちゃい。そして何より題材が良かった。たぶんDNAにこの興奮は刻まれた。品格があって美しい。キレイ、かわいい、とは違う美しさ。老婆だって、被爆者だって美しい。スナップ的であってアート的。時代に流されない、自分の中で確たる本質を見極める目と心があったんだと思う。笑顔が良いとか澄んだ目が良いとかアングルがコントラストがどーたらこーたらそんなレベルじゃない。アートとは居心地が良くなくても良いと岡本太郎は言っていたが、その言葉と作品が重なる。近頃のかわいいおしゃれ的なスナップは好きになれない。もっと誇りある美しさに目を向けたい。
最初は全仕事ってタイトルにうたわれていて、そんな全仕事ってぇ〜と思ってなめていましたが、本当に全仕事じゃないかと思えるほど、展示作品が多い。1時間ではちょっと足りませんでした。
名古屋が誇る大先輩写真家東松照明の全仕事、見られて本当に良かった。
東松照明の見た世界を頭にいれながら自分もこれからの世界を見てみたい。
いや自然に東松照明っぽい写真を撮ってしまうことだろう。
興奮した雨の日でした。

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